去る2009年6月4日山愛本社ビル3F パブリックスペースにて西江雅之顧問の特別講演会を行いました。

テーマは「グローバリゼーションを考える。」文化とは?伝統とは?グローバリゼーションとは?
普段何気なく使っている「文化・伝統」を西江顧問ならではの切り口でわかりやすく、時には笑いを交えた密度の濃い2時間でした。
また、我々の業務にはあまり関係の無い講演の様に思いましたが、実際に受講してみると様々な事が我々に関連していることが良く解りました。
西江顧問が持つ知識と情報は山愛社員にとって日常業務では触れる事のない非常に有意義な価値を持つものであり、知識向上にまたとない機会となっています。
受講者の感想
営業2部1課 江頭課長
グローバル化が進み、より細かな情報を得ることが可能になった分、情報があふれている状況で、自分に必要なものとそうでないものを判断することの重要性も再認識しました。
またその情報を伝達する媒体(マスコミなど)の過剰な表現が、世間を混乱させるくらいの影響力があることも考慮し、報道の中にある真実を自分でとらえるチカラを身につける必要があると実感しました。
営業企画部 穴山(新入社員)
人間の本来あるべき姿、今自分が置かれている状況、そして今後このグローバリゼーションという現象はどのように展開していくのか、様々なことを考えさせられた有意義な時間を過ごさせていただきました。
管理部 佐藤
文化人類学、言語学の学者と聞いていたので、難しい話を想像していましたが、講演に参加してみた感想は、ウイットに富んだ内容で、人柄も親しみ易い、とても魅力的な人だなという印象を持ちました。西江顧問のお話は多岐にわたり、グローバリゼーションについての話から「文化」・「伝統」とは何か、人間がいかにその文化や伝統に縛られて生きているのかなど、聴いているうちに普段の日常や人生についての新しい視野がひらけてきます。自分では思いもよらない独特な切り口で、2時間の講演会がとても短く感じました。
プロフィール
西江雅之 1937年東京生まれ。
文化人類学者・言語学者。専門書のほか、多数のエッセイを発表し、いくつかの作品は数多くの高等学校の国語の教科書に採用されている。また、現代音楽・美術関係での活躍も多い。東京外国語大学、東京大学、早稲田大学、東京芸術大学などで教壇に立った。現在、当社顧問のほかにアジア・アフリカ図書館長、日本サウンドスケープ協会会長を務める。
現代の南方熊楠とも言われ、一説には50カ国以上の言語を話されるとも言われる西江顧問。
その守備範囲は想像を超えるものがありいつも驚かされています。昨年の忘年会出席時には、「珊瑚」の論文を書いていると伺いましたが、その論文が「珊瑚の分化誌、宝石サンゴをめぐる科学・文化・歴史」にて、寺田寅彦記念賞を受賞されたとのことです。
また、平凡社6月12日発行の「別冊太陽」「肉筆春画」にも、「わたくしの春画考」(P128~P129)を執筆されています。ぜひ書店にて購入して頂きたい一文であると思います。
なお、弊社パスクア出版にて発行の「ねこ と おと と こえ」は、西江顧問が本当に作りたかった音の世界の絵本であり、詩人・音楽家をはじめ多くの方から高い評価を受けて、増刷いたしましたので、ご希望の方はこちらよりお申し込みください。
また、NHK「週刊ブックレビュー」に出演中であり、BS2にて6月13日8:30~出演予定です。ぜひご覧ください。(再放送BShi6月13日22:00~)
最後に…
100年に一度と言われる今日の大不況、時を同じくして発生した新型インフルエンザのパンデミックは図らずも情報伝達の高速化・グローバル化を証明した事象だったのではないのでしょうか。
情報の伝達の高速化・グローバル化を促進しているIT、これからの私たちの社会にとってなくてはならないITは今後どのような作用を我々人類に与えるのでしょうか。
そのあたりを、今後の講演で伺ってみたいと感じました。